輝くサラダ/さよなら、また今度ね
お気に入りの15こくらいのバンドがあってそれ以外はほとんど聴かないけどそれらはめちゃくちゃ聴いてるってのがここ数年なんですけど、
その中でも悲しいことに解散してしまったバンドが2つ、そのうちの1つがこのさよなら、また今度ね……
バンド名がもうすでに解散前提かよ!みたいなギャグしてた割には解散が決まったときにさすがに
「さよなら、また今度ねが解散。さよなら、また今度ね」
みたいなコテコテベタベタ記事は無かったですね。
2012年のRO69 JACK(ロッキングオンが主催してる若手バンド発掘的なやつ:現RO JACK)で優勝してそこからロッキングオンがやたら激推ししてたんですけど、結局2014年年内で活動休止しちゃってそのまま解散しちゃったんでアルバムは3枚?曲も計20曲くらいしかない
んですけどこれが全部すこぶる良いんだよな〜〜!!
演奏が全然うまいわけではなくてむしろプロにしては下手な部類、本人たちももっと演奏がうまくなりたいって常々インタビューで答えてたくらいなんだけど、とにかく曲全体から醸されるチープなハッピー感がたまんない
ポップな神聖かまってちゃん
誰かがどこかの記事でこんな表現してたんだけどかなり的を得てるなあと思って、
基本的にはボーカル菅原の宅録スタイルに端を発してておふざけの自主制作MVをYouTubeに上げてたり、若干かわいい女1人に2枚目ではない男3人のもっさりとしたオタサー感に癖のあるボーカルの歌い方、決定的に違うのは曲全体が明るくポップでハッピーな点
ただこのハッピーってのも クラスの中心人物がお祭り騒ぎしてるうっとおしい感じじゃなくて 中の下同士のカップルが休日にファミレスで呑気に昼食食べてる みたいな、ちょうどいい(?)ハッピーさなんですよね、はい、その表現はどうなんだろ
奇才 ボーカル菅原
PVではどいつも泥付けて暴れまくっててヤバいやつらな感じでてるけどどう考えても主犯は曲も詞も全部書いてるボーカルの菅原
「輝くサラダ」とかいうタイトルからまず ??????なんだけど
歌詞も「遅刻してきたシーザードレッシング」「さあサラダを始めよう!」とかわかるようなわかんないような切り口が絶妙で
ともすれば「僕はいつだって風呂上がりのような顔で行く 銀行や携帯の支払いや全部二人で行きたい」とかなんかいいなって思う歌詞を投げてきたりして
そこにどういうアクセントつけてんの?っていうクセの強い歌い方が相まって全体的にうまいことバランスを取ってて天才なのでは…??
つまり
なんかんだ言って普通に曲が良いんだよな〜
なんで聴いてみてください!
輝くサラダは1番好きな曲ってわけではないんですけど良さみがわかりやすく詰まってる曲だな〜と思うんでまずはこれから