HAPPY/BUMP OF CHICKEN
もう9年前のBUMP OF CHICKENさん
BUMP OF CHICKENは00年代初頭から邦ロックシーンをトップランナーとして牽引、デビューから20年経ってもなお新規ファンを獲得し続け爆走するヤバヤババンド。
邦ロック王道バンド大好き人間なので例に漏れずBUMP OF CHICKENも大好きなのですが、アルバム「Butterflies」以降の曲は全然追えてないですね、
まあどうせ良いんでしょうが!
BUMPの2つの歌詞性
BUMPの歌詞って
「1つの物語を唄う」やつ
(天体観測, ラフメイカー, K, R.I.P., 車輪の唄 など)
と
「現実世界の地続きを唄う」やつ
(ダイヤモンド, オンリーロンリーグローリー 才悩人応援歌, firefly, Hello, world! など)
の大きく2つに分けれるんじゃないかなと思います。
個人的には後者の曲の方が好きなんですよね、
っていうのも、音楽だけに関わらず、映画にしろ漫画にしろドラマにしろ、自分事じゃない「物語」にそこまで深く感動できないというか、
『いい話だね〜』とはなるけどそこ止まりというか、
それよりは自分事の話、詞のほうがグサグサ刺さってきて好きになるんですよね
で、このHAPPYはゴリゴリに後者
非常に現実的な歌詞で一文一文がいちいち他人事じゃないリアルさ、
何かで弱ってる人にはつくづく刺さるフレーズのオンパレード
この詞が良い!!って引用してもいいんですけど
ロザン宇治原の
「教科書に書いてあることは全部重要だから線を引きだしたら全部に引かなきゃいけなくなる」さながら
「HAPPYの歌詞は全部重要だから引用しだしたら全部引用しなきゃいけなくなる」状態である
淡々とした曲調で、サビでバチボコ盛り上がるような展開でもなく、曲も約6分と長めだが、冗長に感じることもなく聴けちゃうのは、追いたくなるこの圧倒的な詞の良さにあるのではと。
あとは小さいライブハウスよりめちゃくちゃに広い屋外のフェスとかでやってほしい曲って感じがしますよねスケール感が